福島県喜多方市に生まれ
学生の頃に2度海外にホームステイさせてもらいました。
すると必ずあったのが壁一面の家族写真でした。
数もインパクトが大きかったですが、
実家にある様な真面目な集合写真でなく、とてもナチュラルな自然な笑顔に
家族の愛情が伝わり、とても印象深い温かい記憶となっています。
ホームステイが終わり、別れ際には温かなメッセージとともに家族の写真をもらいました。
その後手紙のやり取りをした時も沢山の家族の元気な姿を写した写真を手紙と共に送ってくれました。
その後社会人になり様々なご縁がありブライダル撮影を数多く担当。2009年1月より個人でブライダル撮影をスタート、合わせて要望のあったロケーションでの家族撮影をスタートさせました。
ある時、お客様の成人記念撮影の為のヒアリングをしている際、キッチンに飾ってある赤ちゃんの時の写真を見せてくださいました。プロがイベントで撮ってくれたという物で、すぐ目に留まる所にずっと飾ってあるとの事でした。
その時、家族写真ってそんなに人の力になるモノなのかと感動し心が温かくなった事を覚えています。
2011年3月11日に東日本大震災があり、様々なボランティア活動をしたり、現地の無残な姿を写真に収めたりしました。そして私には何が出来るのだろうと何度も自問自答を繰り返しましたが、残念ながら急に大きな影響力のある事は何も出来ないと思ったのと同時に悲しみの写真は私の役割ではなく、今ある幸せを今きちんと写真として残し積み重ねる事が私の役割なのだと思いました。
家族の愛情を写すプロフェッショナルのカメラマンとして
沢山の家族の姿をお届けしたいと思います。
代表 那知上 智